曽野綾子/著
『夫婦という同伴者』
曽野綾子/著
『夫婦という同伴者』
自分に訪れるあらゆる最後を大切にしたい
発行日
: 2019年1月18日発売
定価
: 本体900円+税
サイズ
: 新書判
ページ数
: 224ページ
ISBN
: 978-4-86590-077-4
【目次】
第一章 一人を生きる
第二章 深く人間を学べるのが結婚
第三章 根も葉もある夫婦の事情
第四章 相手を受け入れるということ
第五章 折衷(おりあい)という偉大さ
第六章 運と不運は宿命と考える
第七章 家族という“荷”の扱い
第八章 愛は寛容なもの
第九章 人生の理
【内容紹介】
’19新春企画第2弾
自分に訪れるあらゆる最後を大切にしたい
自分のできごとの味は自分なりの味に変えるほかはない。
苦いも甘いもそのままに運命を受けとめる
人生のできごとの味は、結婚生活にしても職場の状況にしても、甘いだけも、苦いだけもない。与えられた味つけを基本にして、自分なりに好みの味に変えるほかはない。
酸っぱすぎる、甘すぎる、いろいろ文句を言っていたら、短い人生でも何もまとまったことができないし、最後の自分なりの味つけをする勇気がなかったら究極の楽しみも失う。
このエッセイ集に集められた断片、短編は、そのような調理の時間に拾ったもののような気もする。
――まえがきより
●自分に訪れるあらゆる最後を大切にしたい
●今や「こうしたい」ことだけをする
●なぜ家で食べる食事が大事なのか
●物の考え方の成長が、結婚のもたらす比類のない贈りもの
●結婚成功者など奇蹟に近い
●裏表を使いこなしてこそ一人前の人間
●きゅうくつなズボンはやぶれた瞬間から楽になる
●「善か悪か」ではなく自分とどう違うのかを考える
●人間も鮭のように死ぬほかない
●ほんの少し「楽なほう」を選べばいいのだ
●与えられた運命を受け入れた人の輝き
●滑稽で怠惰な気分が夫婦のつながり
●自分が「完成する日」が旅立ちの日
【著者紹介】
曽野綾子(その あやこ)
1931年東京生まれ。作家。聖心女子大学文学部英文科卒業。
『遠来の客たち』(筑摩書房)が芥川賞候補となり、文壇にデビューする。
1979年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。2003年に文化功労者。
1972年から2012年まで、海外邦人宣教者活動援助後援会代表。
1995年から2005年まで、日本財団会長を務めた。
『無名碑』(講談社)、『天上の青』(毎日新聞社)、『老いの才覚』(KKベストセラーズ)、
『人生の収穫』(河出書房新社)、『人間の愚かさについて』(新潮社)、
『人間の分際』(幻冬舎)、夫で作家の三浦朱門との共著『我が家の内輪話』(世界文化社)、
『私の危険な本音』『死ぬのもたいへんだ』『我が夫のふまじめな生き方』(小社刊)など著書多数。
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