青志社

上野利惠子/著『介護されない未来を自分の手で作る』

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介護されない未来を自分の手で作る
上野利惠子/著
『介護されない未来を自分の手で作る』
「老いを恐れる人たち」と、「老いを楽しむ人たち」、どう生きるかは自分しだい

発行日: 2025年9月17日発売
定価: 本体1700円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 248ページ
ISBN: 978-4-86590-185-6

【内容】

人生の目的を見据えながら軽やかな生活を楽しみませんか

特別編集
高齢者を診てきた医師の夫と私の「命」の問答

自分の未来を自分の手で作る
こんなはずじゃなかった憧れのおだやかな老後=^年をとっても「意欲を持ち続ける人」の共通点/人生の残り時間の美しさ/心のハリを奪う年齢というしがらみ/おめでたい≠フ先にあるもの/動ける体を老後にも継続する方法/「子供への期待」の手放し方/成年後見制度で注意したいトラブルの分かれ道/人付き合いが苦手さんに覚えてほしいこと/「明日は我が身」の心は生活に持ち込まない/生きていく支えを道端の花から教わる/他


私たちは、介護を恐れながら、ただ長生きすることを選ぶしかないのでしょうか?
いいえ、その不安は今からの小さな準備≠ナ希望と楽しみに変えられます。
今や、人生100年時代と言われる時代になりました。
私はこれまで、高齢者施設を20年以上運営してきました。
そして、福岡県久留米市で、特別養護老人ホームをはじめ、サービス付き高齢者向け住宅、看護小規模多機能ホーム、認知症対応型グループホーム、デイサービス、保育園、今年度開設予定の障害福祉事業など13事業所の運営をするに至りました。
その施設運営の中で見てきたのは、「老いを恐れる人たち」と、「老いを楽しむ人たち」との、大きな違いです。

彼らの違いは、決して運や体力ではありませんでした。
ほんの小さな心の持ち方。
日々の暮らしの選び方。
そして、「老いを受け入れる勇気と覚悟」があるかどうか。
そうした選択や心構えが、介護される未来と自立した未来を分ける分かれ道になることを、私は何度も目にしてきました。

私は、まだまだ学びの中にいます。
人生の仕上げ≠ヘ、心豊かに、自分らしく生きていきたいものです。
人生100年時代の生き方は、まだまだ伸びしろだらけです。
「介護されない未来を今から作る」ために、気楽に読み進めてください。
ページをめくるたびに、あなたの中の不安がふっと軽くなっていきますように。
「はじめに」より

【目次】

はじめに「介護されない未来を自分の手で作る」

第一章 憧れのおだやか老後が、介護の入り口
こんなはずじゃなかった憧れのおだやかな老後
「出るのが面倒」「会うのがおっくう」は脳を衰えさせる
「面倒くさい」を超えた先にある得がたいもの
悪循環の体 動かない → さらに動かない → 足腰が弱る
悪循環の心 付き合い減 → 心のハリがなくなる→ 孤立
急激な老化に気づいてもあきらめモード≠ノならない
話す相手、笑う仲間がいるだけで介護は防げる
「ラクしたい」「もう働きたくない」も生活のハリを失う
年をとっても「意欲を持ち続ける人」の共通点

第二章 最強の予防薬、おめでたい心
人生の残り時間の美しさ
心のハリを奪う年齢というしがらみ
老化の悩みは「気にせんでいい」の思いを持つ
老人性うつもはね返す心の捉え方を身につける
いらない感情に振り回されない「心替え」
「おめでたい心」を育てる
おめでたい≠フ先にあるもの
近くにおめでたさを伝染させる人、いませんか?
心のハリを取り戻す呼吸法

第三章 体を甘やかさず、追い詰めず
外出したくなる心を作る
心が晴れやかになるおしゃれ
お出かけしたくなる「お手頃おしゃれセット」を持つ
行きたい場所があるだけでも心が潤う
「推し活」によって生活の彩りが一気に増す
動ける体を老後にも維持する方法
足づかいがコツ「歩く・しゃがむ・立つ」
栄養と睡眠が“老いに抗わない若さ”をつくる
自分の体に優しい生活を心がける
老化のリスクを下げるフレイル対策をしよう
 
第四章 備えておきたい近親者との“距離感”
一人老後も家族がいる老後も 距離感と頼り方がキモ
親子関係に頼りすぎない心構え
「子供への期待」の手放し方
財布に穴をあける子供に気をつける!
金銭トラブルの種を今からつぶしておく
おっくうがらず、元気なうちにしておきたいお金の整理
現実の我が身を振り返り、成年後見制度を考える
成年後見制度で注意したい、トラブルの分かれ道
制度を使う前に、知っておきたいこと

第五章 介護を遠ざける社会に役立つ自分≠フ作り方
心と体の健康を支えるもの
仲間うちで役立つ小さなことから始めよう
「小さなお役立ちの交換」の心得
お役立ちで、お金を得てみよう
幸せは仲間が連れてくる
続けていきたい、誰かの役に立てる自分
人付き合いが苦手さんに覚えてほしいこと

第六章 介護を跳ね返す、ほがらかな覚悟
長寿を楽しむ人生に、シフトしていく
あなたに、生きがいをくれる仲間が必ず見つかる
昔の友人との時間が楽しい理由
「明日は我が身」の心は生活に持ち込まない
生きていく支えを道端の花から教わる

特別編集 高齢者を看てきた医師の夫と、私の「命」の問答
命は受け継がれていく 上野利惠子×上野森由
介護される老後をどう捉えるか
Q「老後に明るい気持ちを持てません。健康も遺伝子で決まると聞いて落ち込 みます」
ドクター上野 遺伝子がすべてを決めるということではありません。
Q「やはりがんになるのが怖いなと思います」
ドクター上野 がんを怖いと思う人がほとんどでしょう。
Q「認知症になるのが怖いです」
ドクター上野 記憶がなくなるということは、とても不安ですからね。
Q「老後をそんなふうに明るく考えられる秘訣はどこにありますか?」
ドクター上野 とてもシンプルです。身近なことばかりです。
人生は末広がり「煩悩から離れ、軽やかに生活を楽しむ」

あとがき

【著者紹介】

上野利惠子(うえの・りえこ)
上野利惠子(うえのりえこ)
1951年生まれ 福祉施設経営者も兼ねる心理セラピスト。 
人はいつか必ず死を迎え、限りある存在≠ネのだと30代の頃から感じ、心を見つめる内観法・心理学・呼吸法を学び続けてきた。
延べ10000人に個人カウンセリングを行い、講演なども行う。
さらに家業である医療法人を手伝うなか、高齢者福祉施設の経営に乗り出す。
20年以上にわたってさまざまな高齢者と毎日接する経験から「幸せな高齢者、不幸な高齢者の共通点」を数多く学ぶ。
同時に自身も高齢者となり「老後こそ一番幸せな時である」の考えに到達した。
YouTubeチャンネルやお茶会で「幸せな老後」のヒントを発信している。
2024年、理事を務める社会福祉法人は女性労働者生活推進事業所として、久留米市から雇用促進優良事業所としての賞を受けた。

社会福祉法人ほほえみ
https://www.swc-hohoemi.or.jp
医療法人誠一会上野医院
https://www.mueno.jp/
しあわせシニアライフ
https://www.rieko-ueno.com/
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCFA6DkucDoqB_oJXX7ggsOA?sub_confirmation=1

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