青志社

齊藤 寅/著『世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨(めいきるこつ)』

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世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨
齊藤 寅/著
『世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨(めいきるこつ)』
忘れるな、あの夜のことを

発行日: 2020年10月9日発売
定価: 本体1600円+税
サイズ: 四六判上製
ページ数: 256ページ
ISBN: 978-4-86590-108-5

【目次】

第一章 歳月
それでも月日は流れ、捜査員はまだ歩く
時間が真綿みたいに締め上げてくる
コップの中は暴風となった
元警部補がいまも確信する犯人(ホシ)
元担当刑事たちの二十年

第二章 日本人は緩んでいる
異邦人の告白
何もかもが緩んでしまった、の意味
警察組織の本質を衝く元刑事の告白

第三章 奇妙な外国人
闇に潜む男を追って、香港、澳門(マカオ)、深せん(しんせん)へ
グオ・シャオ・フェイという男
生まれながらにして殺人マシンとして育成された
グオは売買された子供だった

第四章 おまえは何者なのか?
バタフライナイフ
明らかになっていったグオの知られざる素顔
明け方の公園で黙々とナイフ投げの習練
新宿区病院理事長襲撃事件

第五章 日本、香港、再び日本
香港に渡ったグオのスポンサー
「世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白」を再検証
嘆くことも、諦めることも、忘れることもできない

第六章 銘肌鏤骨 あの夜を忘れるな
真実を掴み出せ
"世田谷一家"の家が取り壊される
取材を継続したことによって得た重大事実
捜査の状況
それぞれの"銘肌鏤骨"

おわりに



【内容紹介】

忘れるな、あの夜のことを
刑事、被害者遺族、犯罪者、私――
それぞれの20年

侵入者たちの告白≠ゥら14年、待望の続編!



注・銘肌鏤骨という難しい四字熟語がある。「めいきるこつ」と読ませる。肌に刻みつけ、骨に彫り込む。つまり、深く心に銘記して忘れないことを意味する。

今から二十年前−−。二〇〇〇年十二月三十日、事件は起きた。 東京都世田谷区にある宮澤みきおさん(当時四十四歳)一家、泰子さん(同四十一歳)、長女のにいなちゃん(同八歳)、長男の礼くん(同六歳)が何者かによって、突然、全員殺害された。
何の前触れもなく、幸せを絵に描いたような一家は、何者かの手によって、血まみれ、その尊い命を失われた。 二十年の歳月の中、いまをもって事件は、解決していない−−。
時間は風化を招く。 どのような大きな事件においても、時の流れを止めることはできない。 しかし、世田谷一家殺人事件の現場は、今、東京都による取り壊しの危機にさらされている。このまま無くしてしまっていいのか。 未解決事件の風化はあってはならない。 解決してはじめて風化への風穴があく。
そして初めて生地獄から抜け出すことができる。 私は前書でバッシングを受け心ならずも沈下してしまった残渣(ざんさ)をかき棄てたい思いで、事件のその後を追って、本書を書き上げた。
この事件を追いかけることだけに十四年余りを費やしたわけではない。仙人ならばいざ知らず、それで生きていくことはできない。一切、手を離していた時期も相当あった。しかし、昨年半ば過ぎから、長い間ご無沙汰していたこの事件にかかわりを持つ人間に会ったり、特異な情報にめぐり逢ったりしたことで、事件への何か、が甦ってきた。そして、再び取材に歩き出した。
関西、九州、そして香港、澳門(マカオ)、深せん(しんせん)−−。


【編集部より】

「警察の『あの記事の内容は事実無根』の発表によって、一気に地面に叩きつけられ、踏みつけられた日々が続きました。でも、リベンジのつもりでもう一度「世田谷」を書かなければと、という思いがずっとあったのです。でも一番の動機はこのままだと事件が風化してしまう、と言う危機感からです」
この齋藤さんの強い気持ちと編集部の考えが一つになって、この『世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨』が生まれました。
幼い兄弟を含む一家4人が惨殺されたあの事件から間もなく20年を迎えますが、事件は未だ未解決で、事件を知らない世代がどんどん増えて、このままだと、風化の危機を迎えてしまう。いまいちど時を止めてこの事件のそれからを追ってみようとして本書が生まれました。
事件に関わった人たちの人生も、あの事件がなければまた違ったそれからになっていたかもしれません。




【著者紹介】

齊藤 寅(さいとう しん )

1962年名古屋市生まれ。
週刊誌記者を経て現在、フリー。
著書に、『世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白』(草思社)、
『関西電力「反原発町長」暗殺指令』(宝島社)、
『暗躍する外国人犯罪集団』(花伝社)がある。




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