青志社

石原まき子/著 
『裕さん、抱きしめたい』

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西部警察
石原まき子/著 
『裕さん、抱きしめたい』
裕さん、抱きしめたい
妻だから書きえた大スター裕次郎との至純の夫婦

発行日: 2019年7月12日(水)発売
特別定価: 本体1,500円+税
サイズ: 四六判ソフトカバー
ページ数: 336ページ
ISBN: 978-4-86590-085-9

【追記】2019/7/4

お知らせ


「裕さん、抱きしめたい」は、7月10日発売の予定でしたが、編集の都合により7月12日発売に変更となりました。
ファンの皆様にはお待たせしてしまい申し訳ございませんが、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。


【内容】

新装普及版
石原裕次郎さん33回忌 7/17
特別出版!


妻だから書きえた大スター裕次郎との至純の夫婦

いま読んでも涙が止まらないあの大ベストセラーが新装普及版となって帰ってきました――。

オールカラー秘蔵写真174点収録

別稿で石原裕次郎さんが亡くなられてからの32年間を綴った「歳月とともに」も掲載されています。


どんな素晴らしい出会いも、どんなに愛し合っていても、どんなに信頼し合っていても、この世に生を受けた私たちには必ず別れの時が訪れるという意味だそうです。
厳しいこの現実を前に、誰もが永久(とわ)の命を生きながらえることはできないのだと頭ではわかってはいても、それを心に受け入れることができたかと問われると、この歳になったいまも、私は静かに首を横に振るばかりです。
                             石原まき子





【目次】

七年前に裕さんが書いた”遺書”

第一章 喪に服した私の365日 私の「日記」から

また夜が……私も終わりたい
きょうも一日、無意味を味わうのかと……
私も戒名をいただきました
想い出の品を山中湖の土に帰しました
永遠に目覚めることのなければ……
大勢の子供をつれたあなたの夢を見ました

第二章 出会い≠サして新婚時代

裕さんに初めて会った日
その魅力に惹かれていく私
アメリカ逃避行のころ
裕さんからの恋文(ラブレター)と私の手紙
昭和三十五年十二月二日、晴れて結婚
なぜ私は女優を捨てたのか……
千客万来≠フ新婚時代
一度目の奇跡! スキー事故

第三章 裕次郎℃рセけが知っている素顔

石原プロ設立のころ
切迫する経営の危機
裕さんが流した涙
突然、聞かされた離婚話
私たちに子供がいなかった理由(わけ)
映画の中で見せた手≠フ魅力
裕さんの右耳は聴こえなかった!
家を売っても欲しかった大きなヨット
私が望んだほんとうの生活
青春いっぱい――成城二丁目の旧宅
すぐバレたヘソクリ騒動
正直≠フ上に二文字がつく人柄だった……
裕さんは、ある意味で孤独な人
三世代のファンに愛された魅力

第四章 病魔との壮絶な闘い″ナ後の六年間

裕さんの一生はケガと病気の繰り返し……
奇跡の生還=\―初めて書いた遺書
四年前――小林専務と衝撃的な会話
奇跡≠フ再来! 腫瘍が小さくなった
食事作り℃рフ悲願
銀婚式――つかの間の幸せ
病気を隠す闘いの日々
ハワイでの療養に賭ける
死の恐怖におびえる裕さん
六十二年五月五日・再入院までの人間ドラマ
裕さんにはツキがある!
悩まされつづけた幻覚症状
日、一日と衰えゆく肉体と気力
再入院一か月目の危機
もう一度奇跡を信じたい
「家に帰りたい!」と切望する裕さん
腹部がだんだん膨れてきた!
ホテルに逃れた、その前夜
ふたりだけの別れ……
断った裕さんの遺体解剖
ガン告知の是非
初めて知った遺言状
私の五つの後悔

第五章 裕さんが遺してくれたもの

すばらしい仲間たち
アフリカから送ってくれた押し花
生まれ変わっても裕さんと……

あとがき
おわりに  歳月とともに

「裕さん、抱きしめたい」あとがき

あの感動再び――
 自分でこのようなものが書けるとは、夢にも思わなかった≠ニいうのが、最後に筆を置いた時の、私の正直な気持ちです。
 裕さんと、苛酷なまでの哀しい別れをして一年――。ひとりではとても生きる希望もなく、ただぼんやりとした毎日でした。また、一日も早く現実を認めなければ、と思いつつ、それでいて、毎日裕さんを想い出しては涙ぐみ、いい知れぬ深い哀しみの淵に沈んでばかりおりました。しかし、辛くとも、いつかはこの苦しみをふっきって、ひとりで生きなければならぬことは、百も承知なのですが、その時期が何時(いつ)なのか、はたしてほんとうに来るのか、今でも私は、空(くう)をさぐる思いなのです。太陽と海のイメージを重ね、タフガイといわれた裕さんでしたが、この人程、虚像と実像の差の顕著な人も珍しく、素顔は、ナイーブで、心やさしい、ごく普通の夫でした。(略)
 本心を申し上げますと、私達の三十年は、私だけの胸に一生しまっておきたかったことと、それに限られたページ内では、三十年の歴史は書き尽くせませんし、書き足りないことが、沢山ございましたが、それでも、私なりに必死に、正直な私史は書いたつもりです。
 そしてこれが、私だけに見せた、私だけが知る裕さんの素顔なのです。
                                ――「あとがき」より



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