発行日: 2011年8月11日(木)
定価: 本体1,500円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 368ページ
ISBN: 978-4-905042-20-4
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【コメント】
脱原発を訴え続けた市民哲学者が伝える「原発の実態」「被曝限度のウソ」「実現可能なエネルギー」
藤田氏らはこの30年間、政府に、電力会社に、そして東大や京大の御用学者たちに向かってさまざまな問題を指摘し、絶えず問い詰めるという闘いの歴史をしてきました。しかし、「何が起こっても安全だ」と、彼らはずっと言い続けてきました。今回の事故の対応を見て、藤田氏は言います。
「もしかしたらあの人たちは人に向かって「安全だ」と言い続けているうちに、自分でも安全だと錯覚してしまったのではないか。自らの発した言葉に呪縛されてしまったのではないかと思えてくるのです」。
しかし、「原発の安全」が間違いだったことは、今回の事故で誰の目にも明らかになりました。
震災から、約半年が経ちました。連日被災地の様子が報道され、テレビや雑誌で多くの特番や特集が組まれ、関連書籍も多数出版されています。たくさんの情報が氾濫するなかで、今、私たちがしなければならないことは、認識を誤らず未来へとつなぐこと、そして、この異常な状態に決して自分を慣れさせないことであるはずです。 放射能汚染の実態から目をそむけずに行動するために、「原発の実態」「被曝限度のウソ」「実現可能なエネルギー」の本当のことを、知っていただきたいと思います。
【目次】
第1章 今、福島第一原発で何が起きているのか
第2章 なぜ、福島の悲劇を食い止められなかったのか
第3章 放射能は子どもの未来を奪うのか
第4章 原子力に代わるエネルギーは何か
巻末資料
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