2010年8月21日(土)〜 ブックファースト新宿店にて、 『透明な沈黙』の出版を記念し、 鬼界彰夫先生選書フェアを開催中です。 Fゾーン人文コーナーに入るとすぐ看板が! テーマは 「哲学の本質―行為の詩学と言葉の倫理学」 鬼界先生が、人が真剣に生きようとする時、「自分自身の言葉と力を持った自分の思考を手に入れるための手本として導きとなる書物」を選んでくださいました。 |
本書の訳者で、ウィトゲンシュタインと言語哲学の専門家である鬼界先生の選書がズラリ。エンド台いっぱいの本、本、本……哲学の世界に誘われます。 透明標本の写真つきpopで、鬼界先生からのコメントもご覧いただけます。 |
『透明な沈黙』の出典となった書物も見ることができます! そのほかにも、古代から近代までの古典的哲学の書物、そしてその良質な入門書たちがならびます。 |
「見る」哲学書、『透明な沈黙』。 ぜひお手にとってご覧下さい。本書がみなさまの、新世界への扉となれば幸いです。 【鬼界先生からのコメント】 ある意味で哲学の本質とは、「行為の詩学と言葉の倫理学」だと言うことができます。 つまり、自分の真剣な思考の結果を、 美しい行為と正しい言葉で表現しようとする、 ということです。 人がそのように美しく生きようとするとき、 その行為はつねに、 ある種の創造行為になります。 またその思考を言語的に表現しようとするとき、 それは本来の意味での製作・詩作となり、 そうして創造される言葉に正しさと適切さを与えるのが言葉の倫理学というべきものです。 ウィトゲンシュタインとは、こうした意味での哲学の本質を最もよく体現した哲学者の一人です。 −鬼界彰夫― |
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