発行日: 2012年5月1日(火)
定価: 本体880円+税
サイズ: 新書サイズ
ページ数: 192ページ
ISBN: 978-4-905042-45-7
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【コメント】
やり方は簡単、毎日ヴィヴィッドな7色の野菜と果物をしっかり食べるだけ!
私のクリニックを訪ねてくる30代の若い方に、大腸がんや乳がんにかかってしまった女性が増えているのです。
その方たちの食生活を聞くと、共通しているのが、出来あいで売っている食品をよく食べていることです。
30年前にイギリスの疫学者ドール博士が、がんは生活習慣病、がんの原因の35パーセントは食事からと発表しましたが、いまそのパーセンテージは急増しているのかもしれません。
【目次】
はじめに 「がんにならない体をつくる」のがいちばんの治療
第1章 がん体質とは
――体に備わった防衛システムが健全に働かない状態
1 がんを発症させてしまう性質
2 免疫力が低い
3 低体温
4 メタボ
5 内臓脂肪が多い
6 ドロドロ血液
7 慢性炎症体質
第2章 がん発生のメカニズム
――がんは、毎日、誰にでも発生している
8 ひっそりと生きのびるがん細胞
9 塩、動物性たんぱく質・脂肪が、がんを促進させる
10 肉は脂肪を落として食べる
11 白砂糖はがんの栄養になる
12 大食いが、いちばん活性炭素を生む
13 トランス脂肪酸は避ける
第3章 毎日、何を摂ればいいのか
――基本的に大事な食習慣
14 お茶を1日に4杯以上飲む
15 朝は300ミリリットルのしぼりたて生ジュースを飲む
16 白米ばかりを食べない
17 玄米・全粒粉にある命の栄養素を摂る
18 乳がん、前立腺がん予防に大豆を食べる
19 認知症も防ぐ、世界に冠たる健康食品の納豆
第4章 長寿の人たちの習慣を参考にする
20 頭脳明晰、元気な長寿者に共通の秘訣とは
21 夫の末期のすい臓がんを治癒させたメイ牛山さん
22 長寿の秘訣、レモンの秘密を紐解く
第5章 日本人の食を考える
23 なぜ、日本人にがんは少なかったのか
24 縄文食を科学する
25 腸の長さが証明している、中身はそのまま縄文人
26 人間のもともとは草食動物
27 野生動物にがん、生活習慣病はない
第6章 活性酸素を消す
――外から補う
28 頼もしい抗酸化物質スカベンジャー
29 抗酸化と免疫力を上げるビタミンA
30 若返りとがん予防にビタミンB
31 ストレス社会だからこそビタミンC
32 ビタミンCとEは力を合わせて活性酸素を除去する
33 トマトのリコピンが活性酸素を除去する
34 アジ、カツオにあるセレンはビタミンEの100倍の抗酸化
35 鮭、エビ、カニのアスタキサンチンが活性酸素を撃退する
第7章 がん予防に有効な緑黄色野菜
36 48種類の植物性食品――アメリカの試み
37 注目のファイトケミカルの効能
38 7色の色彩豊かな食事――組み合わせで増える強い抗酸化作用
第8章 免疫細胞を強化する
39 ニンニクのアリシンが免疫細胞を元気にする
40 キノコで免疫力をアップさせる
41 ハチミツで免疫力を強化する
第9章 腸内免疫を強化する
42 コーカサスの不老長寿食、ヨーグルトの可能性
43 腸管免疫を高める1日に300グラムのヨーグルト
44 7割の日和見菌を味方にするか、敵に回すかで決まる健康
45 納豆、キムチなどの発酵食品が善玉菌を増やす
第10章 がんをアポトーシスさせる食品
46 がん細胞を自殺に追い込むには
47 リンゴは発がん抑制だけでなく、がんを自死させる成分も
48 海藻のヌルヌルががんのアポトーシスを引き起こす
49 サバなど青背の魚のDHAががん、脳梗塞、心筋梗塞を防ぐ
50 オメガ3のアマニ油、シソ油を上手に利用する
第11章 発がん物質をデトックスする
51 ブロッコリーで発がん物質をデトックスする
52 キャベツで発がん物質を解毒、抑制する
53 牡蠣で有害物質をデトックス
第12章 がんの栄養源を絶つ
54 キノコ類やブロッコリーは、がんから伸びる毛細血管を阻害する
55 赤ワインのレスベラトロールががんの栄養源を絶つ
56 気になる臓器別がんを予防する
第13章 食事以外でもがんを予防する
57 なぜストレスを放置すると怖いのか
58 ウォーキング、軽いジョギングは、がんだけでなくうつも改善させる
59 がん予防に第2の心臓を鍛え上げる
60 スポーツ選手に早死にが多いのはなぜ?
61 NK細胞はジョギングや笑いで増殖する
62 夜更かしでがんは増える
63 トイレで毎日、自分の免疫力をチェックする
64 便秘は、発がん物質を溜め込んでいること
65 深呼吸が免疫力を高める
66 少食が導く健康長寿
67 名僧・高僧はなぜ、長生きなのか
第14章 済陽式食事療法の鉄則ルール8か条
――がんになった人もあきらめない
68 がんを食事で治すということ
69 原則1 限りなく無塩に近づける
70 原則2 動物性のたんぱく質・脂肪を避ける
71 原則3 新鮮な野菜・果物をたっぷりと摂る
72 原則4 胚芽を含む穀類、豆・イモ類を摂る
73 原則5 ヨーグルト、海藻、キノコ類を摂る
74 原則6 ハチミツ、レモン、ビール酵母を摂る
75 原則7 油はオリーブ油、ゴマ油、ナタネ油にする
76 原則8 飲み水は自然水に
おわりに がんの勢いは食い止められる
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