発行日: 2010年08月21日(土)
定価: 本体1,400円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 224ページ
ISBN:978-4-903853-99-4
【コメント】
死中に活を求めれば、道はきっと開ける
日本には、「いい会社」がたくさんあります。
伝統文化を守る心意気、匠の技術、進取の精神、福祉への情熱、“和”の心―。しかしそうした企業の中には「時代に合わない」という理由から、姿を消してしまったものも、多い。
しかし「景気の浮沈や銀行の都合、政府の方針だけで、「いい会社」が潰されてしまっていいのだろうか」と著者の立川さんは、言います。
立川さんは倒産回避・事業再生の第一人者として、2000社以上の中小企業を救ってきました。本書で紹介されている13の企業はいずれも、立川さんが特に「この企業は日本の伝統的な経営者精神からどうしても残しておきたい」「この精神を若い企業家達のモデルにしてもらいたい」と感じ、必至になって再生に協力した会社です。
これは立川さんが救ってきた中小企業たちの熱きストーリーなのです。いままさに土壇場にある企業経営者の皆さまに“打つ手”は、この中に、あります。
【内容】
〔会社分割〕クラシック文化に捧げた『月刊シューベルト』創始者
〔事業譲渡〕ホーームセンターの窮地を風変わりな跡取り息子が救う
〔財務改善〕中国茶ブームを仕掛けた古き良きニッポンの中小企業魂
〔SPC(特定目的会社)による再生〕“旅館”という伝統文化を守る
〔洗濯と集中〕「財産」と「伝統文化」のどちらを守るか―迫られた究極の選択
〔下請け脱却再生モデル〕企業価値を創造したアルミ製品開発の雄
〔オフバランス化による経営改善〕“匠の技”が金融機関の都合によって消滅させられてなるものか
〔M&A〕企業風土を見抜き、M&Aに成功
〔インバウンド型事業譲渡〕絶対に潰せない、地方の町の中小企業
〔労組問題・学校経営再生〕社会的責任を担う学校経営
〔海外株式上場〕海外株式上場で再生を遂げたパチンコホール企業
〔M&A〕世界を目指した若き“マルコ=ポーロ”
〔事業転換〕「ドヤ」を福祉マンションに転換する“釜ヶ崎のマリア様”
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