マイケル・パンズナー／著　瀧本透／監訳　 『金融ハルマゲドン』 世界金融恐慌を予言した著者が、 迫り来る大失業・総貧困時代の「生き残り術」を披露する。 発行日： 2008年12月18日（木） 定価： 本体1,600円＋税 サイズ： 四六判上製 ページ数： 288ページ ISBN：978-4-903853-45-1 【コメント】 　本書は、住宅やクレジットによる消費者負債、莫大な退職後保障に苦しむ行政と企業、デリバティブと証券化で自滅した金融システム等、アメリカがなぜここまで泥沼の金融危機に陥ったかを詳細に描写し、やがて来るハイパーインフレ、社会不安、国際情勢の不安定化に備えて、いかにして資産と生活を防衛すべきかを具体的に提示した「警世の書」である。 　また、本書では著者による「日本語版に向けて」のほか、今回のアメリカ発金融危機が日本にもたらす影響など、日本人読者に向けた解説も加筆しており、日本も現在の金融や雇用危機をはるかに超越した「ハルマゲドン」到来を予見している。 第１部　脅威の連鎖でアメリカが滅びる 第1章　負債　国も家庭も債務まみれの「総借金社会」へと変貌 第2章　退職後保障　社会保障が企業を壊滅に追い込む 第3章　政府保障　応急処置はできても後遺症は未来永劫残ることに 第4章 デリバティブ　金融システムを一気に不安定にした張本人 第2部　アメリカ国民に突然降り掛かったリスク 第5章 経済停滞　家を失い、仕事を失い、残るのは借金だけ 第6章 危機の連鎖　「新時代がやってくる」という希望は幻想に過ぎない 第7章 恐慌　破産すらできない蟻地獄がアメリカ国民をのみ込む 第8章 ハイパーインフレーション　ヘリコプターで紙幣をばらまくしかなくなる時が来る 第３部　金融危機がもたらす思いがけない二次被害 第9章 経済　スト、失業者の行列、増税、抗議デモ、そして暴動へ 第10章 　金融　政府も無能、監督当局も無力、FRBは消滅の危機に 第11章 　社会　移民排斥の機運が高まり、テロリストにおびえる日々に苦しむ 第12章 　国際情勢　覇権を失ったアメリカが中東、そして中国との紛争へと向かう 第４部　あなたのための資産防衛戦略 第13章 　計画　「簡素化」「統合」「縮小」を徹底せよ！ 第14章 　投資　過去の教訓から学び、「分散投資」を心がけよ！ 第15章 　人間関係　警戒と注意を怠らず、個人的ネットワークを広げろ！ 第16章 　ライフスタイル　日々明らかになる冷酷で厳しい現実にしっかりと目を向けろ！

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