青志社

高橋一清/著
『近影遠影 あの日あの人』

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近影遠影 あの日あの人
高橋一清/著 
『近影遠影 あの日あの人』
多くの芥川賞・直木賞作家を世に送った元文藝春秋の編集者が書く多くの著名人たちとの思い出の記

発行日: 2017年9月1日発売
定価: 本体1300円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 232ページ
ISBN: 978-4-86590-050-7

【内容】
この本の著者は佐藤愛子さんの『血脈』担当編集者
「高橋さんは原稿を読むと必ず刷り出しにびっしりと感想を書き込んで送ってくれる。その感想(実にうまい激励)を力杖に私は行く先わからぬ山路を辿った」  
 (『血脈』「あとがき」より)

名作を担当し、作家の誕生に立ち合った編集者は、
週刊文春、文藝春秋で多くの人物紹介記事を書いた


美しさの秘訣は「人生を恋することよ」とJ・モロー 「アシストしてくれた友が偉大」とペレ 一緒に焚火に当たった田中角栄川端康成の華奢な背中 最後まで口が堅かった山口淑子(李香蘭) A・ヘーシンクは左利き E・ヒラリーと立山山頂での会話 松下幸之助に頭を撫でられた 向田邦子は昭和のお姉さん 頼もしい兄貴の吉行淳之介 執筆を迫り「俺を殺す気か」と水上勉 日光浴中の三島由紀夫から原稿受け取り……
「ここには知らない貌が描かれている」

仕事を通して多くの人に会いました。いい話を聞き、いい情景を見ました。
それは私の心の宝物ですが、独り占めにしていたら、私の消滅とともになくなってしまいます。それは惜しく、「近影遠影 あの日あの人」を書きました。
人の体は食べたもので作られ、人の考えは会った人より作られるといいます。ここに書いた人たちによって今の私はできているのです。いずれもが恩人。私はこの人たちから人として大切な「義」と「情」を教えられていたことに改めて気付きます。
(「あとがきにかえて」より)


【目次】

小林秀雄/川端康成/ジャンヌ・モロー/昭和天皇/大鵬幸喜/森 英恵/岩崎あさ/車谷長吉/徳川夢声/ファイサル国王/阿久 悠/小沢昭一/エドモンド・ヒラリー/三浦義武/村田蔵六(大村益次郎)/井上ひさし/井上 靖/坂本 九/五十嵐邁 /長島康夫/白川一郎/越路吹雪/ペレ/花森安治/塩谷信男/増田 渉/松下幸之助/齋藤茂吉/堀尾吉晴/三島由紀夫/高橋大造/宮尾登美子/杉本章子/内海隆一郎/子母澤寛/田中角栄/寺久保友哉/アントン・ヘーシンク/坪田譲治/本田良寛/藤本義一/司馬遼太郎/木下順二/中上健次/山口淑子(李香蘭)/秦佐八郎/夏樹静子/事代主命/三原 脩/秋山ちえ子/宮本邦弘/遠藤周作/志賀直哉/立原正秋/梶山季之/嵐寛寿郎/水上 勉/岸 信介/バーナード・リーチ/芝木好子/中野孝次/江藤 淳/永 六輔/向田邦子/松本清張/三波春夫/有吉佐和子/豊田正子/阿川弘之/大橋鎭子/吉田健一/辻 邦生/平野 謙/佐々木久子/荻須高徳/伊藤桂一/山中鉄三/辻 政信/田畑修一郎/尾崎一雄/東海林太郎/渡辺淳一/武田泰淳/新田次郎/黒澤 明/中里恒子/吉永小百合/栗原小巻/井上光晴/吉行淳之介/岩田専太郎/林 京子/藤原審爾/深沢七郎/庄野潤三/大岡昇平/池島信平/稲垣達郎/宮本 輝/佐藤愛子/暉峻康隆/松本三四郎/あとがきにかえて



【著者紹介】

高橋一清(たかはし・かずきよ)

昭和十九(一九四四)年、島根県益田市に生まれる。 昭和四十二(一八六七)年、早稲田大学第一文学部国文学専修卒業、株式会社文藝春秋入社。「文學界・別册文藝春秋」「文藝春秋」「週刊文春」「オール讀物」、出版部の部員、「別册文藝春秋」「文春文庫」「文藝春秋臨時増刊」編集長、「私たちが生きた20世紀」特別編集長を務めた。その間、公益法人日本文学振興会理事として、芥川賞、直木賞の運営進行にあたる。平成十七(二〇〇五)年、株式会社文藝春秋退社。一般社団法人松江観光協会、観光文化プロデューサーに就任。「松江文学学校」を主宰。著書に『芥川賞・直木賞をとる! あなたも作家になれる』『編集者魂』『作家魂に触れた』『百册百話』、編著書に『松江観光事典』『和の心日本の美 松江』『松江特集』『松江怪談』『松江発見』『石見観光事典』『メヒコで百年』、共編著に『古事記と小泉八雲』など。

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