青志社

山田和夫/著
『妻が遺した一枚のレシピ』

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妻が遺した一枚のレシピ
山田和夫/著 
『妻が遺した一枚のレシピ』
1200万人が観た感動ドキュメント単行本化!

発行日: 2015年8月6日発売
定価: 本体1,300円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 224ページ
ISBN: 978-4-86590-012-5

【内容】

NHK「にっぽん紀行」『妻がのこしたレシピ』放送で話題となった
東京・池袋の小さなパン屋の物語!

がんで逝った妻との約束。
それは妻とつながる一本の絆だった。


亡くなった妻の和子さんは玄関先のパン屋さんとして女性誌とテレビで超人気のパン研究家だった。
彼女は亡くなる前に夫に一枚のパンのレシピを託した。
やがてパンの芽が芽吹き、人と人との心を紡いでいった――。

 亡くなるニ、三週間ほど前、すでに、家で寝たきりになっていた和子が、突然、僕にこんなことを言った。
「お願い、パンを焼いてくれない?」
 和子は生前、路上生活をしている人たちのために、パンを無料で配ることを始めていた。体調が悪くなり配ることができなくなっていたことが、気にかかっていたのだろう。
 僕は和子に言った。
「パンを焼くなんて、それは無理だよ……」
(本文より)


【目次】

序章  もくれんカフェ
第一章 こんがりパンや
第二章 和子がいた日々
第三章 和子の旅立ち
第四章 ひとりぼっち
第五章 あさやけベーカリーと子ども食堂
第六章 和子、再び―

【著者紹介】

山田和夫 やまだ かずお

1948年7月9日東京都生まれ。
大学卒業後、玩具店「原宿 キディランド」に入社。
1974年10月10日小島和子(旧姓)と結婚。
1975年スポーツ玩具製造会社を設立。
1978年日本けん玉協会認定けん玉「さくら」を発売して大ヒットさせる。
2008年の退職まで玩具製造一筋。
2009年8月24日妻和子、すい臓がんのため逝去。
2011年「池袋あさやけベーカリー」を立ち上げ、店主としてホームレス支援を。
また、2013年には「要町あさやけ子ども食堂」を立ち上げ、店主として子ども支援を。


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