発行日: 2011年7月19日(火)
定価: 本体1,500円+税
サイズ: 四六判並製
ページ数: 248ページ
ISBN: 978-4-905042-25-9
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【コメント】
「お願い、私の一生をドラマにして」 この本からそんな姉の声が聞こえてきたのは私だけでしょうか? (――実弟、大原政光さん「あとがき」より)
本書では、大原麗子さんの弟、政光さんが検証に加わり取材を重ねました。初めて明かされる姉麗子の素顔が赤裸々に紹介され、昭和という時代を背景に深みのある人間ドラマが展開されます。
テレビCM「すこし愛して、ながく愛して。」の名セリフで一躍国民的女優になり、好感度ナンバーワン女優に何度も選ばれた大原さんでしたが、その私生活についてはほとんど見せなかった人です。
本書は、その大原さんの最後の日々を、本人の単独インタビューを交えながら深く密着し、彼女が抱えている愛と苦悩について、見事に心中を吐き出させています。
また女性問題で母を苦しめたDVの父との激しい確執、たった一人の弟へのせつない愛、女優下積み時代の夢、俳優渡瀬恒彦、歌手森進一との結婚、離婚の真相などの胸中をつつみ隠さず吐露しています。
さらに文字通り最後となった62歳の誕生日や、過ぎし日の時代を語る写真など32点も掲載され、大原麗子と昭和の時代を知る一級のノンフィクションに仕上がっています。
<目次>
序章 ある夜の出来事
第一章 躁と鬱のあいだで
第二章 東京女子医大特別診察室
第三章 父からの凄まじい暴力
第四章 母を幸せにしたい
第五章 「高倉健さん」という安らぎ
第六章 渡瀬恒彦から吹く風
第七章 炎のように
第八章 お腹の子
第九章 乳がん
第十章 美容整形への後悔
第十一章 ついえぬ慕情、最後の日々
終章 孤独な鳥は高く飛ぶ
姉 大原麗子
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